カナダ 各地
Shtubby cinquefoil / 黄ベリー
この黄色い小花を付けたバラ科の植物は今回のカナダロケの行く先々で見られた。この種の特徴は葉がに切れ込みがあり我々が普通に目にしている楕円形のものとは大きく異なっているところにある。はじめてこの花を見たときは、この葉の形からバラ科ではないのかと疑問を持ったが、花やところどころに残っている実の形からバラ科であることを疑わなくなった。それにしても上の写真から分かるようにカナダ中のどこにでもありそうである。ということはカナダの多くの人から受入れら愛でられているということに他ならない。当方の勝手な想像であるが、この種の特徴のもう一つに棘がなかったということにあるような気がする。バラ科は野生種に近ければ近い程細かく鋭い棘を持って実を食べる熊や猿などから自衛しているのだが、この花は撮影していて手や袖を棘に引っ掛けた記憶がない。イギリスで撮影したブラックベリーの時は引っ掻き疵だらけになったが、庭いじりをする人間にとってこれは福音だろう。----そんな単純ではないかな。
ちなみに資料に示した我が家のノイバラはとてつもなく強靭な棘を持っていて剪定などする気が失せる程やっかいものである。さらにそれを守っている奥方というのがいてそれがノイバラに輪をかけてやっかいものである。
2009.08.20 バンフ
2009.08.22 コロンビア アイスフィールド
バラ科 キイチゴ属 低木
2009.08.20 バンフ
2009.08.25 エドモントン
---- 資料Photo ----
2009.05.12 自宅のノイバラ
2009.05.12 自宅のノイバラ