◆2009年賀状

上段の2点は、2008.10.12長野自動車道佐久サービスエリアの冬はスキーのゲレンデになる斜面で撮影したモンキチョウの明るい金色を基調にして構成した。

これは2008.08.16〜28イギリス取材で撮影した石壁に2004.02月与那国島で撮影した黒牛をエンボスし、そのところどころにイギリス取材で撮影したモチーフを貼付けた。牛の立体的な表情を残し過ぎた感があり、もっとシルエットにして石壁に同化させた方が良かったかな。

 ◆2010年暑中見舞い
 ◆1999暑中見舞い
 ◆2001年賀状
 ◆2001暑中見舞い
 ◆2007年賀状

これを撮影した当時、新所沢駅の南側に古い2階建ての住宅公団のアパート群があった。2005年頃にはすべて高層のマンションに作り替えられてその面影は全く残っていないが、古いということは建物も人もその庭や生け垣も年代を重ねしっとりした景色をもっていた。この2枚はその生け垣の一部だった。

 世の中には変な人も多いが変な虫も多い。

 これはセミの仲間のハゴロモの一種の幼虫。詳しくは当サイトのガイコツ山の仲間たち、トンボ・バッタ・セミからハゴロモの仲間を見てください。

 この賀状を作成した時にはまだこれがハゴロモの幼虫とはわからず、雪のように白いから「雪虫」と勝手な名前を付けて分類していた。

 1cmにも満たない身体の半分以上を占めるガラス繊維で出来たような尾部を揺らしながら歩く様は見ていて飽きることがない。

 写真にも写っているが、このガラスのような繊維?はすごく脆そうで折れるのか抜けるのか、歩くところ中に繊維が散らばっていた。

 この当時の「もっと不思議」を追い求めたい気持ちは今も変わらずに持ち続けている。少しフィールドを広げ過ぎているかな。失われつつあるガイコツ山にだってまだまだ不思議は残されている。

 実はこのヒゲナガオトシブミはガイコツ山にはいない、というか見つけたことはない。ガイコツ山にいるのはこれとそっくりだがツルクビオトシブミという種やヒメクロオトシブミ、ハイイロチョッキリなど。このヒゲナガオトシブミは五日市三ツ沢で撮影したもの。下段(2001年賀状)の「不思議」をシリーズ化したもの。

 2001年から一足飛びに2007年、その間作らなかったわけではなく、データが見つからない。当方の子供の頃からの友人が当方のカードを大切に保存してくれているのでそれをスキャンした方が早いかも知れない。

 2004年からタイ、ラオスと取材に行く機会に恵まれた。下段はその記録を関係者にカードにした。

 上段は2006年の昆虫の撮影記録、特にガイコツ山でのタマムシとの出会いを自慢したかった。

 2010年の夏は記録的な猛暑。思い切り涼しげな写真をということから、前年(2009年)のカナダロケで撮影したものからこれを選んだ。いつもは野草や昆虫のカードなのだが、当たり前の風景写真であったためか、結構評判が良かった。

 ◆2010年賀状

 昨年は忌中であったため年賀状を作成しなかった。今年も3案作成したが、使用したのは上段のもののみ。背景のイメージは3点共8月に行ったタイ北部の都市チェンライおよび市内から60kmほど離れた白カレン族の村で撮影したもの(当サイト「海外の自然」2010タイ参照)。

 卯年ということで自らのライブラリーを引っ掻き回して適当なものがないか探したが見つからず、当方は今年4月末で63歳になり定年退職を迎える節目の年でもあることから、「再出発」をテーマにすることにし、この3案を作った。

 当方のお気に入りは左上の水瓶、色彩的な好みもあるが、片方の水瓶には雨水が満ちているがもう片方は空のよう。現在の自分の心境を表しているような気がするが、賀状としてはちょっと重いかな。

 今年は2月に沖縄で見つけたハイイロテントウ、ダンダラテントウから始まり、6月5日のウンモンテントウ、7月5日のカメノコテントウと、当方のライブラリーでは新顔のテントウムシとの出会いを果たした。国内だけでもまだ見たことのない?テントウムシが沢山いて興味が尽きない。というより、単にテントウムシ、どこにでもいるものと見過ごしていた中に、実は分類していないいくつもの種が隠されていたことに改めて気付かされた。

 撮るに足らないもの、どこにでもある当たり前のものにもう一度注目してみよう。

 見逃していたなにかに出会えるかも知れない。

 ◆2011年暑中見舞い
 ◆2012年賀状

 2012年 植物編 ラオスでショウガ科の花を5種ほど撮影した。それらの記録を整理し終わったのとほぼ同時に、このHP内の「野菜図鑑」に着手し始め、自宅の周囲の畑を見回したところ、ラオスで撮影した花の栽培種が開花しているのに出会った。それまで画面の中で思い出として見つめていたものが、自分の生活空間に近いところに現実として存在すること、その出会いを齎してくれた配材に超現実的なものを感じた。

 植物学者や農家の人であれば作物の開花の季節を知っていれば当然の出来事と片付けられそうだが、当方にとってはラオスやタイの自然や野性が遠くから語りかけてくれた喜びを強く感じた。

 白い花が近所の畑で撮影したもの。なぜ飼いならされたものは白いのだろう。

 2012年 昆虫編 (印刷した年賀状はこちら)

 上の植物編を先に作成したが、なぜその花を選んだのかを説明しないと面白くないと感じたので、それをはがきの中でやるのは格好良くないので昆虫編を印刷することにした。

 右下2点のタマムシが今夏ラオスで撮影したもの。それ以外はすべて所沢(ガイコツ山)で2011年観察・撮影したもの。タマムシだけでこんなに沢山の種を育んでいるなんてすごいでしょ。

 年々林が切り倒され小さくなるガイコツ山。小さな生命はそんなちっぽけな林に頼り、健気に種を維持してきた。

 当方の撮影してきた野草や虫達はその僅かな多様性の証しであり、過去のものにしてはならない財産である。

 「誰にとっても」というのは人間ばかりじゃない

 ◆2012年暑中見舞い

 2012年暑中見舞い 小さなテントウムシ編 

 この暑中見舞いでお伝えしたかったメッセージは、6月末でAppleが手を引いてしまったMac.comやme.com上に構築していたこのHPを「yasou.jp」にそっくり移転させたことである。プログラマーの内山氏のサポートを得て、なんとか6月中に引っ越せたが、ひとりでは甚だ心許なかった。一応、今年7月初めまでの記録を大急ぎで整理し、新環境に追加

しましたので、チェック方々見ていただければ幸いです。

 テントウムシについては2011年の暑中見舞いの続編、今年撮影したテントウムシ。並べてみたらみな小さいものばかりとなった。こんな省エネの時代はガタイの大きなものから小さなものへの変換を図るべき。

 ◆2013年 寒中お見舞い

※上の写真をクリックすると2012.10月の村の自然の表紙にリンクします。

上の写真に2014年2月のタイの村の風景へのリンクを貼っておきます。

 ◆2015年 寒中お見舞い

   上の写真に2010年8月の「北タイの自然 2 」キシタアゲハ へのリンクを貼っておきます。

 ◆2016年 年賀状

   上の写真それぞれに2015年7,8月の「北タイの自然10 」ヒメアシナガコガネへのリンクを貼っておきます。

 ◆2017年 年賀状

「トンボ玉」にリンク

2017年 暑中見舞い : ヤマブドウ/夏野草 にリンク

「ノブドウ/夏野草」にリンク

2018年正月、とうとう2018年4月末には70歳の大台。今回は苦し紛れに2点の賀状を試作。一応昨年の賀状の「琳派風」を継承?。こちら(上段)はガイコツ山の木や草の実が素材。航空公園の池の水面に浮かべました。ちょっと重ね過ぎ。

 ◆2018年 年賀状
 ◆2013,14年 暑中見舞い
 ◆2019年 寒中お見舞い

 ◆2020年 寒中お見舞い

過去のカード

 ◆2021年 年賀状  背景は田井中氏

 ◆2022年 寒中お見舞い

※田井中氏のページにリンク