仕事部屋-02/ビニールフレーム
仕事部屋-02/ビニールフレーム
フレームの仕上げは換気扇と加湿器。我が家のフレーム(温室)のような小さい空間で怖いのは、直射が当ると2月の極寒期でも軽く30°を超えてしまい、蘭が熱でやられてしまうことだ。これを防ぐために換気扇を取り付けるのだが、人が付ききりで付けたり消したりできないのでサーモスタットでコントロールする。
上の写真のサーモスタットは左が室温が設定温度以下になると(ヒーター電源)ON、右が設定温度以上になると(換気扇)ONとなるもの。我が家では住まいにくっついているのと電気代が嵩むのでヒーターは使用していない。25°以上になると換気扇と加湿器がONになるように設定している。
これも4月半ばまでのこと。最低夜温が10°を超えるようになったらばらさないとならない。
ビニールを薄くしたことの失敗は、我が家のネコ達もご多分に漏れず高いところが好きで、屋根に登って日向ボッコをするとき、一応はしごは用意しているのだが、ビニールを駆け上がる方が簡単なのか折角張り直したビニールに、たった2〜3日のうちに爪を立てて穴だらけにしてしまった。後で補強しないと。
2010.12.31 2Fベランダのフレーム
2010.12.31 1Fのフレーム
2010.12.31 1F、2Fのフレームの外観
2010.12.31 1Fフレームの内部
2010.12.31 2Fのフレームの内部
2010.12.31 2Fのフレームの内部
2010.12.31 2Fのフレームの内部の換気扇と加湿器のサーモスタット
部屋から2Fのフレームの内部
2000.01.02 当時は庭に3坪程のフレームがあった。
1999.05.02 1Fのビニールフレームを外した状態
2010.12.31記:今年の夏は暑かった。その余熱が冷めないまま、いつもなら12月に入ったらすぐに温室(ビニールフレーム)の準備を始めるのだが、15日を過ぎてようやく準備に取りかかった。今年は、組み立て・取り外しが簡単にできるよう2Fの南面にもビニールを張った木枠を作った。
木枠は2400mm×30mm×20mmの細い棒を主に、補強材は18mm角の更に細い棒。幅はベランダの金具の関係で1200mmのものが3枚、900mmと400mmが1枚。全体で約5mある。この枠にビニールを両面に張るのでできるだけ軽くなるようにした。細工をしているときは建具屋になった気分。でも道具はノコギリのみ。
ビニールもいつもの2/3程の厚みのものにした。後で気が付くがこれは失敗だったようだ。
5枚の木枠の上部にはポールに引っ掛けるための金具を取り付けてあるので組み立ては狙い通り簡単に行えた。これまでは1800mm幅のビニールを3枚両面テープでつなぎ合わせ、2Fフレーム全体を覆うようなシートを作って家族3人がかりで被せていたことを思えばかなり楽になったと思う。
この枠が風でバタつかないように外側から針金入りのビニールテープで押さえるのと同時に、内側からも木枠にヒートンを取り付け、ベランダの金棒とつなぎ止める。これで春一番でも多分大丈夫。
屋根には雪の重さに耐えるため既製品の木枠を置いた上に透明の浪板を重ね、更にその上をビニールで覆っている。
両サイドは以前から使い続けている換気扇を取り付ける窓を開けた木枠にビニールを張ったもの。この両サイドの木枠は
400mm角の材を使っている。外の覆いはこの材に打ったヒートンとビニールテープで固定している。
西サイドの木枠を取り付ける前に、西サイドを除く内側のビニールを取り付ける。都合3枚のビニールで防風・防寒をしていることになる。
内側を張ったところで蘭の棚を入れ、西サイドを取り付けビニールテープをかけ2Fの基本的な組み立ては終わり。
1Fはビニール温室用の材料で作り付けた構造があるのでそこにビニールを内、外両面張っていく。ビニールを止める市販の部材があるのでこれを使っている。
今回、1F、2F合わせて1800mm幅のビニールを70m以上使った。材料を用意し始めてから丸10日かかった。
2011.05.04 例年より2週間以上ビニールを外すのが遅れた。2Fのベランダの下に見えるビニールが2Fで使用した木枠やビニールの保管場所。数年再利用する。
2011.05.04 2Fのビニールを外した状態
1F。ベランダ下の冬囲いスペースの片付け
1F。ベランダ下の冬囲いスペースの片付け
私道に面した冬囲い南側の植栽スペースの整理。枯れたツツジと笹の根の切除。
床部はこれまで土の上に置石だけだったので、全体を整地し、ブロック45枚と焼レンガ20枚を敷き詰めた。目地は砂で埋めただけ。
ビニール囲い部は2Fの部材をサンドイッチにする形で流用。都合ビニール4層の防寒?果してこの効果はあるのか来春まで?
西側の出入り口と私道から見た冬囲い。上部には2Fで使用した雪よけ用の波板を流用。それに伴い雨樋の補強とその一部を囲いの内側に入れテープがけをした。テープがけも長方向だけでなく斜めにも張ってみている。
昨年までは暖冬気味で、ビニール囲いを12月も半ばに行っていたが、今年は床作りにトライした分、早めに着手したのが幸いし、11月末の急な冷え込みにも余裕を持って間に合った。2Fをやめると決めてからランやシダの引き取り手を捜したり譲ったりなど、結局は1年以上の準備が必要だった。この冬囲いそのものもやらない、出来ない日もそう遠くないことを想定して、今残っているランやシダと付き合って行かなくてはならないだろう。
※風呂場のランは、蒸れを予防するために日照があり風が弱い日はできるだけ2Fベランダで日光浴をさせる。
※2021年から1Fフレームはヒトツバ系のシダを寒風に晒さないためだけに南側をビニールで覆った。