クワズイモ/Alocasia odora
いわゆるクワズイモである。このイモは自然に生えているのか栽培したもの、またはそれが野性化したのかは尋ねなかった。当方が良く見たのはグアムの海岸近くの荒れ地。これも自生なのか栽培していたものが野性化したのかわからないが、そこら中に生えていた。ある年、会社のメンバー12、3人でグアムに行った。当方にランやシダの手ほどきをした仲間が、
ほんの冗談のつもりだったと思うが、メンバーの中では最年少の仲間に、このクワズイモの茎を折って、地元の人はこれでのどの渇きを癒すのだと言って手渡すと、真に受けた仲間が口をつけて本当に吸ってしまった。さあ大変。喉を押さえて苦しみ出した。手渡した仲間がすぐに水を繰り返し飲ませて吐かせたりして重大な事態には至らなかったが、危うく大事故になってしまうとこだった。この出来事があった後は冗談にも毒草と言われるものを口にしないし、人にも勧めない。当たり前?ですが。
2004.08.24 タイ 赤カレン族の村、水田の脇道
2004.08.24 タイ 赤カレン族の村、水田の脇道
サトイモ科 クワズイモ属 熱帯・亜熱帯アジア原産 常緑性多年草
2010.08 HHL/チェンライ 白カレン族の村の林内
2012.08 HHL/チェンライ 白カレン族の村の学校
2013.02 HHL/チェンライ 白カレン族の村
村の小学校の校庭の一隅に植えられていて見る度に大きくなっているようだ。この小学校の校庭の木の幹にはモンテステラも着生しており(2010.08参照)さらに、小学校脇の道を西に向かって1km程も行くとセロームの着生も見られる。いづれもサトイモ科の植物で、日本では観葉植物として地歩を築いているが、HHLでは何のために植栽しているのだろうか。
最近では村の若者が中心になって野菜の栽培にも取り組んでいるようだ。小学校の校庭の一部が学級園といった風に野菜畑になっていたりする。
2010.08 タイ植物 Top へ
2004.08 タイ植物 Top へ
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2013年8月 HHL 村の水田地域を潤す川岸で大きな葉を輝かせているのを撮影した。この川の流域にはここの他に数カ所クワズイモが大きな葉を広げているのが見られた。
クワズイモ_2004 / 2004.08 ホエチャンレク村(メーホンソン)
( Youtube動画再生 00’14)
タイ・クワズイモ02_1508HHL/西の沢
( Youtube動画再生 00’31)