◆2004.08 タイ メーホーソン リス族の村

ハシカグサ/Spermacoce assurgens (Borreria laevis).

2004.08 タイ メーホーソン リス族の村  動画が見つからないのでこれは静止画だけ。これはメーホーソンの市内から30分位のところに位置するリス族の村で撮影したもの。これまで多く紹介した赤カレン族の村とはだいぶ離れているし、市内の標高ともほとんど同じかそこより少し低いところである。赤カレン族の村はタイ政府が難民の集落と認定した地域であり、政府の援助や助成が及ぶところであったが、リス族の村は非公認の人々の集落であるため政府の援助も受けられず非常に不安定で弱い立場に置かれています。つまり戸籍や住民票が与えられていないということは正規な職業に就けず子供たちは町の学校にも行けないということです。このような弱い立場の人々がタイやラオスのミャンマー国境に近いところにはまだたくさんいて、その人々の経済的な自立支援のために日本はじめ海外から多くのNGO、NPOの国際援助活動が行われています。当方はその活動の一つに同行させていただき取材の機会を得たのですが、そちらの記録はメディア教育開発センターおよび学習院大学GONGOVAなど別のところで紹介されることと思います。

このヨツバムグラはリス族の村のほぼ中心のある一家のささやかな野菜畑の脇に生えていて、これも野菜として栽培しているものかも知れない。ヨツバムグラはアカネ科の植物なので、根を染料として使うものもあり、もし栽培していたものとすると染料としてだろうと推測する。というのはこのリス族の村では女性が機織りをして現金収入の糧にしていたからだ。しかし、このヨツバムグラから染料を採るかは甚だ心もとない推測である。


※2012年2月沖縄本島で同種と近似の種を見つけ、ナガバノハリフタバムグラとわかったので本種も暫定的に同名に修正する。

※2013年10月ナガバノハリフタバムグラから同じアカネ科のハシカグサに修正する。

アカネ科 ハシカグサ属 アジアに分布 一年草

◆上段は2004年8月の記録、2012年9月USAへのリンク、2013年8月、以降の記録は下段に掲載
 ◆2012.09 USA テネシー州メンフィス ※ハッカからハシカグサに修正
 ◆2013.08 タイ HHL/チェンライ  白カレン族の村
 ◆参考資料

2012.10 タイ チェンライ市内  ナガバノハリフタバムグラ

2002.06  浦安 ヨツバムグラ

2013.08 タイ ウィアンパーパオ  オオフタバムグラ

2002.06  浦安 クルマムグラ

 2013.08 タイ HHL 村の中で撮影。 どうしてもはじめはハッカかと見間違える。眼鏡をかけ直してようやく違うと確認できる。2012年9月のアラバマロケの延長で行ったメンフィスで撮影したハシカグサも同様な経過、はじめハッカと分類していたが、他のアカネ科の野草を調べるうちに、ハッカとしていたものがアカネ科のものではないかという疑問が生じフタバムグラと併記していた。今回2013年8月タイHHLの記録を2004年のデータに追記する形を採るに際して、関連するページの表記を「ハシカグサ」に修正することにした。

 これで確実という訳ではなく、撮影した場所も時も離れているためそれぞれが別の種であることもあり得ること。このHPの記載は全て暫定的な整理のための分類・仮称に過ぎないのだ。

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 ◆2014.03 タイ、チェンライ市内
 ◆2014.08 タイ、HHL

ハシカグサa1_1408HHL/南の沢

( Youtube動画再生  00’43)

 ◆2014.08 参考資料

2014.08 タイ、HHL ハシカグサ?b

2014.08 タイ、HHL ハシカグサモドキ

 ◆2015.08 南沢不明種(ハシカグサ)リンク