イワヒバ科 イワヒバ属
● イワヒバ/Selaginella tamariscina
自宅の近所に最近イワヒバをやっている庭を見つけた。イワヒバを寄せ植えした数鉢が並んでいるのを見ると、当方もまた手を出したいという欲望が芽生えるが、ジッと我慢。今は手を出しても枯らすだけとわかっている。それより今は自生を撮影に行きたいという欲望が募っている。昔ロッククライミングをやっていた時にチェックしておいた岩は今はどうなっているのだろう。もしあったとしてもカメラを担いでは登れないし、望遠レンズで狙ってもいい絵にはなりそうもない。なんとか岩の上に出て、ザイルにブラ下がって撮れればというところか。
この年になってクライミングの道具を引っ張り出すと家族から何かいわれそうだ。
上の2点は長野県伊那市で撮影したもの。イワヒバを寄せ植えした年季の入った鉢が50鉢ほどそう広くない庭中にところ狭しと置かれた家があり、断りもせず撮影させてもらった。これを撮影する前に、ゼンマイやイヌワラビの紅葉した姿を撮影していたが、イワヒバの紅葉している姿を見て、昔、イワヒバを育てていた頃を思い出した。
このお宅ではイワヒバとイワオモダカを寄せ植えした鉢がたくさん見られた。
ちょっと地理にうるさい人なら、芦ケ久保/正丸という記述はおかしいというはず。こちらのお宅は希少種を前代から受け継いで守って来た。いたづらに紹介して迷惑をかけないように地名をぼかして記載している。そんなことをしても、知りたいと思ったらルートはいくらでもあるのだが。
2015.06.26:上の記述から芦ケ久保が消えてここは正丸のみ。
これを撮影してから1ヶ月が過ぎたので、今行けば乾燥を防ぐために巻いていた葉を伸び伸びと展開したカッコいい姿を見ることが出来るだろう。
イワヒバ01_160510正丸
( Youtube動画再生 01’22)
イワヒバ02_160510正丸
( Youtube動画再生 01’13)
イワヒバ03_200804_正丸
( Youtube動画再生 01’55)