ウラボシ科 フレポディウム属
● ダイオウウラボシ/Phlebodium aureum
このダイオウウラボシは国産のシダではない。入手したのは、今はなき我が家の近くの農家のラン温室から。
そこの温室でこのシダを栽培していた訳ではない。たまたま海外から購入したランに胞子か根がついていて、それが、その温室で増殖したというもの。当方はその温室ではランよりも、このシダの方が気に入って分けてもらった。
このシダは始めは良かったのだが、我が家の狭い温室には大きすぎた。また余程繁殖力が強いのか、知らない間に色々な鉢からこのシダの芽が生えてくるのには驚いた。
現在でもその勢いは変わらず、水苔植えの鉢には必ずといっていい程侵入する。嫌いなものであれば鉢の主を尊重して、後から侵入してきたものを排除するのだが、このダイオウウラボシに限らずシダが他所の鉢で芽を出したときは、どちらを生かすか悩んでしまう。大概は両方を分けて、両方とも生かそうとするのだが、シダは小さい時に移植しようとしてもほとんど失敗する。大きくなってからだと,鉢中に細い根が回ってランの方が弱ってしまう。
でも格好いいシダでしょ。と言ってもシダに興味のない人には意味ないか。
2012.02.24 自宅。ほそぼそと生きながらえた根茎塊から新芽が出て来た。これを大事に育てて株を生き返らせようと思う。