2002年 自宅

ウラボシ科 エゾデンダ属

タイワンアオネカズラ/Polypodium niponicum

このアオネカズラは正式にはタイワンアオネカズラ。太い緑色の根茎が四方に枝別れをして網の目のように鉢を包む。

埼玉県越生に黒山三滝があり、そこはシダが多いことでも知られ、アオネカズラの北限ともされている。そこから少し離れているが日和田山という山がロッククライミングのゲレンデになっていて良く通っていたので、アオネカズラを探してその一帯を、それこそ岩壁の上の方まで注意して観察したが見つからなかった。黒山三滝のような常時滝のしぶきがかかるような空中湿度の高いところだから自然状態で生育していたのだろう。

所沢と越生を比較すると越生の方が3〜4℃気温が低いと思われる。従って所沢でも自然状態で冬を越せられるかというと、空中湿度の条件を満たせないので無理である。

我が家では鉢植えのシダはほとんど1Fの無加温のビニールフレームに入れて乾燥から守っている。また、冬でも鉢が乾いたら水をたっぷりあげている。(右の写真がフレームの中の状態)

2002年 自宅

2010.09.25 自宅

2010.09.25 自宅

2010.10.02 自宅

2010.11.14 自宅

 ◆2010年 アオネカズラの育成/葉の展開

2010.11.22記:アオネカズラは真冬でも柔らかい緑色の葉を展開させ目を楽しませてくれるが、夏場には枯れてしまったのかと心配になるほど一度に葉を落として丸裸になる。その後か細い新芽を伸ばし、秋口にはご覧の通り見事な姿に戻ってくれる。

 ◆2009.10.17 自宅
 ◆2002年 自宅