◆2006.06.03 自宅 鉢、軽石植え

ラン科 ガンゼキラン属 多年草 林下

ガンゼキラン

 2006.06.03 自宅 このガンゼキランは15年くらい前、池袋の西武デパートの向いに、毎年何回か鹿児島から来るおばあさん?が、担いで来たランを歩道の端に並べて売っていたものを購入したもの。

 我が家にあるフウラン、ナゴランはほとんどそのおばあさんから買ったもの。このおばあさんを東京の野生ランのファンであれば知らない人はいなかったのではないか。東京ばかりではなく名古屋でも大阪でも見たという人もいた。当方は池袋の他に巣鴨のお地蔵様の入り口の路上で店開きしているのを見たこともあり、山取りの野生ランを購入する貴重な窓口だったが、今から10年も経つのだろうかおばあさんの連れ合いが亡くなって寂しくなったと聞いた後、1年程は顔を見ることができたが、その後はまったく見ることができなくなった。

 そう考えてみればこのガンゼキランは大変頑丈なランである。当方のようなものぐさな育成者の下、ほとんど手入れも植え替えもされないのに15年近くを生き延び、毎年花を咲かせて楽しませてくれる。

 といいながら花を楽しませてくれる前に注意しなければならないことがあり、我が家のガンゼキランは鉢植えで庭に置いているのでナメクジに新芽や花の蕾を食われてしまうことが度々。そのほかのランもすべて同様であるが、花芽が見えたらナメクジに食害されないように注意しないとならない。ことのほかガンゼキランはナメクジが好むと思える。

 ランを始めた頃はナメクジ退治をよくやった。日が暮れてから1〜2時間がナメクジの活動時間だというので、懐中電灯、ビニール袋片手に、活動を始めたナメクジを割り箸を使って捕まえビニール袋に放り込んで行くのだが、多い時には5,60匹は簡単に捕まえた。これを1週間くらい続けるとさすがに姿を見せることは少なくなり、次にナメクジの這った痕を見つけるまではナメクジ退治はお休みとなる。この他にナメクジ除けの薬を使ったりしたことがあったが今は殺虫剤や殺菌剤のたぐいは一切使わない。鉢植えのものでは鉢底に銅の針金や銅製の網を敷くくらい。気休めにしかならないが。

 それ以外のナメクジの防除法としては、着生ランは空中にぶら下げる、地生ランは----何もやっていないナ。