2002年 自宅
Phalaenosis
ファレノプシス(胡蝶蘭)
このランは我が家で10年くらいは生き続け優雅な花を咲かせ目を楽しませてくれた。
我が家の温室は、冬の冷たい風が直接ランに当らなくする程度の効果はあったが、胡蝶蘭や高温を好むランの育成に必要な最低夜温15°を維持するのは不可能だった。
この写真の胡蝶蘭はミニタイプの交配種だったのでそんな環境でもある程度耐えられたようだ。
以前は、贈答用に仕立てられた胡蝶蘭の花の終わったものを持ちこまれた。よくあるのは化粧鉢に3株詰め込まれているのだが、それを1株づつに分け、新しい水苔に取り替えて素焼き鉢に移し替えてあげたりしたが、その後どれもうまく成長したものはなさそうだ。
千葉のラン園のことも思い出すが、それよりも、工業的に無菌培養されたもの(胡蝶蘭は特に)が、自然環境に晒されても機嫌が良い訳がなく、枯れてしまったのだろう。
我が家ではこのミニ胡蝶蘭を最後に手を出さないようにしている。
2002年 自宅