クモランの仲間

Taeniophyllum glandulosum Bl.

ラン科 クモラン属 

 ◆2014年8月 HHL

 クモランは、昔は奥多摩や秩父でも沢山見つけることができ、当方も自宅で育てていたことがあるが今は絶えてしまっている。この写真の小さな株は村のタケノコの一時加工場の入り口の、タマリンドの木の幹に着生していたもの。すぐ後ろに覗いているアグレガツムとほんのわずかしか離れていないのに気がつかなかったのは、アグレガツムに気を奪われ、周囲が見えていなかったということなのだろう。

 このランは葉を付けない。茎もほとんど目立たない。放射状に伸びた根の中央部から直接花芽を出して小さな花を咲かせる。当方が育てていたものは白い花だったが、HHLのクモランはどんな花を咲かせるのだろう。

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