タチツボスミレ/Viola grypoceras A. Gray
タチツボスミレ/Viola grypoceras A. Gray
スミレ科 スミレ属 多年草 野原、林縁など
1998.04.04 自宅庭
タチツボスミレは当方にとって一番身近なスミレ、一番親しい野草と言える。代々木公園の桜が見頃の頃、使っているのを見たことがない野外音楽堂の脇でタチツボスミレが満開となる。人は桜に見とれて上ばかり見ているが、当方は時を同じくして咲き始める野草を探して下ばかり見ている。ガイコツ山でも林の中に入ると中規模の群れがたくさん見られる。
2003.04.17 横瀬
2003.04.17 横瀬
2008.04.12 ガイコツ山
タチツボスミレ01_2004_有倉山
( Youtube動画再生 00’51)
タチツボスミレ02_2007_ガイコツ山
( Youtube動画再生 01’34)
タチツボスミレ03_2007_ガイコツ山
( Youtube動画再生 01’25)
タチツボスミレ04_150419ガイコツ山
( Youtube動画再生 00’55)
2015〜16年、この冬は温かすぎる。寒いより良いなどと軽く考えていると、後に大きなしっぺ返しが待っているかも知れない。その一番大きなしっぺ返しと思われるのが水不足であろう。山に雪が降らなければ雪解けの水で田畑やダムを潤すことが出来ずに、長期な節水対策が叫ばれることになるだろう。植物を愛でる人間にとって、花に水を上げるのを後ろめたく思わざるを得ないこと程さみしいことはない。
タチツボスミレがこの時期に開花しているのは、季節感が狂っている証。なんとか上手にやり過ごしてくれれせいいが。
タチツボスミレ05_160413ガイコツ山
( Youtube動画再生 00’39)
2016年、以前から道路なのか墓地なのかガイコツ山の核心部を形成していた部分に車が入って、自然から工作用地に姿を変えた。所沢に人が住み暮らす場所であることの帰結。鳥や虫の声よりも家までの快適な道路の方が好ましいと考える人によって日本は存在する。それがいやなら日本人を止めればいい。
2018.04.09 正丸同様、ガイコツ山の一画では既に園芸種のビオラが野生種のタチツボスミレの住処を浸食し優位を奪い始めている。
2018.04.09 直上2枚の撮影地は「ミドリタチツボ」が見られるポイント。例年より早いからなのか、それともミドリタチツボが本家返りしたからなのか、普通のタチツボスミレしか見ることが出来なかった、連休前に再度チェックしよう。
2019年トトロの森で撮影したタチツボスミレおよび今回ガイコツ山で撮影したタチツボスミレははの先が尖っていて、14日に撮影したものとは異なる種のように見える。花を見る楽しみができた。それよりも、今回撮影したガイコツ山の観察地には4種のスミレが見られるのだが、今回は4種の中では比較的に発現が遅いタチツボスミレしか見つけることができなかった。
タチツボスミレ06_200325_芦ヶ久保
( Youtube動画再生 01’29)
タチツボスミレ07_200325_芦ヶ久保
( Youtube動画再生 01’51)
この辺りはアカフタチツボとしてUPする個体が多いところであったが、この時期になると赤い斑は消滅して緑一色。
同様にミドリタチツボの坪もチェックしたが、今年は1株も変化花が見つからなかった。変化花はウィルス罹患株だったのだろうか。
2021年以降の記録