ナガハシスミレ

スミレ科スミレ属多年草野原、林縁など

2003.05.09 新潟県津南町の山中

　このしっぽ(距)の長い独特の形のナガハシスミレは関東圏では見られないものだという。この津南町の山中で黄花スミレと共にこのナガハシスミレとの出会いはうれしかった。この山にも関東圏で見られるタチツボスミレやニョイスミレもほぼ場所を同じくして咲いているのに、何故黄花スミレやナガハシスミレが上越国境を越えないのか不思議に思う。黄花スミレやナガハシスミレの生育しているのは1000m位のところであり、黄花スミレがほとんど直射がない北斜面であるのに対し、ナガハシスミレやタチツボスミレは陽が当る南斜面や林道の脇などに生えている。そこから200mも下ると黄花やナガハシスミレは見えなくなる。

2003.05.09 新潟県津南町の山中

2004.05.15 新潟県津南町の山中

ナガハシスミレ01_2004_有倉山

( Youtube動画再生 00’34)　

ナガハシスミレ02_2003_有倉山

( Youtube動画再生 00’29)　