エイザンスミレ/Viola eizanensis
エイザンスミレ/Viola eizanensis
スミレ科 スミレ属 多年草 野原、林縁など
エイザンスミレは葉の形が菊の葉のようなのですぐに見分けがつく。ここにUPした写真では白っぽくなってしまっているが、実際にはもっとピンクが濃い、野生のスミレの中ではスミレサイシンやヒガゲスミレと並んで大きな花をつける。エイザンスミレはやや開けた北面の斜面に多い。手前勝手な感想だが、エイザンスミレは野生のスミレの女王であり、いつも高貴なものと出会った気分になる。
エイザンスミレ01_2004_三ツ沢
( Youtube動画再生 00’36)
エイザンスミレ02_2007_県民の森
( Youtube動画再生 01’15)
エイザンスミレ03_2010_県民の森
( Youtube動画再生 00’45)
エイザンスミレ04_180404正丸
( Youtube動画再生 00’49)
まさかガイコツ山でエイザンスミレを見れるとは。この日は他より一足早く咲くヒカゲスミレ、スミレサイシンを探しに来たのだが、見る影もないというより、再会する期待も持てそうもなくなっていた。それでもメゲずに林内を徘徊していたところ、自宅で咲き始めた白花のスミレと似た表情のスミレを見つけカメラを構えたところ、切れ込みのある葉の形が目に入った。(目に入るわけがない)
これまでガイコツ山でエイザンスミレを見たことがなかったので俄かには信じられなかった。他所から持ち込まれたものかもという当たり前の推測はいくらでもできるが、これまで何度もガイコツ山の奥深さを見せつけられて来た者からすると、当方が気がつかなかったというだけで、元からあった種であると考えるのもおかしくない。「スミレの女王」、今のガイコツ山には似合わない。すぐ隣が工事現場。
エイザンスミレ05_190419_県民の森
( Youtube動画再生 00’49)
昨年初めてガイコツ山でエイザンスミレを見たときは目を疑ったが、前日覆われていた雪が溶けて姿を現したエイザンスミレは紛れもなく、外から持ち込まれたものでなく、この地に自生している種だと確証を得た気がした。1株づつデジカメで記録しながら数えただけで18株あった。県民の森ほどではないが、限られたポイントにこれほど株が多いのは珍しいのではないか。この林を大切にしないと。
エイザンスミレ06_210317_ガイコツ山
( Youtube動画再生 01’28)
エイザンスミレ07_210323_ガイコツ山
( Youtube動画再生 01’14)
2022年以降の記録