フデリンドウ/Gentiana zollingeri

2003.04.26 ガイコツ山 ここにUPしたのはガイコツ山から少し離れたところにあった空き地で撮影したもの。これを撮影した年か、その翌年か、無惨にも造成され公園になってしまった。その足下には豊かな野生が息づいていたことなど知らない多くの母子が園芸植物の花壇に囲まれて遊んでいる。子ども(次世代)に何を残すのか?考えてしまう光景。

所沢の航空公園のある一ヶ所にもフデリンドウやコケリンドウの自生地がある。10年程前、そのフデリンドウの自生地一帯に園内の樹木の剪定滓であろうか、細かい木のチップを30cm以上も厚く敷かれてしまった。がっかりした。公園の管理者は何を見て仕事をしているのか憤るより嘆きというか諦めが強かった。

ガイコツ山のフデリンドウを見つけたのはその後、そしてそこもすぐ草も生えない公園とされてしまった。所沢なんてそんなとこ。と諦めてはいるがやはり虚しい。

航空公園でフデリンドウの再生を見つけたのは4年前、厚く敷かれたチップが腐食し土と同化した色になった隙間から、数えられる程であったがポツンポツンと芽生え小さな花を咲かせていた。最盛期を知っている目からはほんの申し訳程度の数であったがうれしかった。生き延びていてくれたこと、その生命力に感謝する思いでいっぱいだった。彼らの生命力があればここのフデリンドウは最盛期とまではいかないだろうが順調に回復すると思った。その後は忙しさにかまけて行っていない、というよりその再生を阻むような人為的な行為を見たくないから。人は見たいように見る。人は見たくないものは見ない。

2005.04.30ガイコツ山の西の端で1輪だけひっそりと咲いているのを見つけた。

リンドウ科 リンドウ属 2年草  林床

 ◆2013.04.14 ガイコツ山 

2013.04.14 ガイコツ山 :10年経って、ガイコツ山でフデリンドウを見つけた。ガイコツ山の数種のスミレを撮影して帰宅しようとしたところ、タチツボスミレとは異なる青い色彩があるのが目に留まった。自転車を漕いでいるので、気づいて止めようとするまでに目標から数メートは進んでいるので、目標を見失うことも度々あるのだが、この時はなんなく見つけることが出来た。そして、フデリンドウであるとわかったときは、誰かが園芸品種をここに捨てて、それが生き延びたのかと疑った。それくらい当たり前のところに無造作に咲いていた。種の存続を真剣に心配している人?に見つかったらきっと保全・保護のために採集してしまうだろう。そしてその人はきっと保護した先で枯れてしまうのを見ることになるだろう。

なんて、フデリンドウとの再会を喜んでいないみたいだが、見つける度にそれを所沢市という役人に奪い去られる目に遭っていると馬鹿なりに学習して、今回も消えてしまうことを想定した文章になるのです。

 ◆2003.04.26ガイコツ山 

フデリンドウ01/ 2013.04.12 ガイコツ山 

( Youtube動画再生  01’15)

フデリンドウ02/ 2013.04.12 ガイコツ山 

( Youtube動画再生  01’20)

 ◆2014.04.21 ガイコツ山 

フデリンドウ06_140421_ ガイコツ山

( Youtube動画再生  00’40) 

フデリンドウ07_140421_ ガイコツ山

( Youtube動画再生  01’10) 

フデリンドウ08_140421_ ガイコツ山

( Youtube動画再生  01’33) 

 ◆2016.04.13 ガイコツ山 
 ◆2018.04.09 ガイコツ山 

フデリンドウ10_180409_ガイコツ山

( Youtube動画再生  01’24) 

フデリンドウ11_180409_ガイコツ山

( Youtube動画再生  01’04) 

 ◆2018.04.28 ガイコツ山

これまで観察していたポイントとはかなり離れたところで1輪だけ咲いているのに出会った。

 ◆2019.04.11 航空公園 

フデリンドウ12_190411_航空公園

( Youtube動画再生  01’36) 

フデリンドウ13_190411_航空公園

( Youtube動画再生  01’49) 

2019.04.11 航空公園でフデリンドウを見つけたのは16年振り。花吹雪となったサクラの下で20株くらいまで数えてやめた。

2013年の時点で、航空公園でのフデリンドウ再生は見ることはないだろうと諦めていたのだが、こうして再会できたのはハッピーなことには違いない。

しかし、この伏線として、ガイコツ山のフデリンドウの坪のすぐ隣が宅地開発され、つい数日前に人が住み始めたのを見たばかり。一人称=自己中この上もないが、ガイコツ山でフデリンドウを見ることは叶わなかくなりそうと悲観していた交換条件として、航空公園のフデリンドウの再生が与えられたような気分。

 ◆2019.04.15 ガイコツ山

上2点の写真は住協の建売の玄関から2mも離れていない坪に、マルバスミレに隠れるように1株だけ生き残っていた。下は別の坪。北中運動場近くの坪には全く再生が見られなかった。何か臨終を看取るような物言いとなってしまうのは単なる勿体無がり。

 ◆2019.04.19 県民の森
 ◆2019.04.28 ガイコツ山
 ◆2020.02.28 芦ヶ久保
 ◆2020.03.25 芦ヶ久保 左と同じ株
 ◆2020.04.03 ガイコツ山
 ◆2020.04.06 水野の森(ガイコツ山の一部)

フデリンドウ15_200406_水野の森(ガイコツ山の一部)

( Youtube動画再生  01’37) 

フデリンドウ16_200406_ 水野の森(ガイコツ山の一部)

( Youtube動画再生  01’27) 

 ◆2020.04.15 水野の森(ガイコツ山の一部)

フデリンドウ17_200415_ 水野の森(ガイコツ山の一部)

( Youtube動画再生  01’38) 

フデリンドウ18_200415_ 水野の森(ガイコツ山の一部)

( Youtube動画再生  01’48) 

2020.04.16記: 上は安部さんというこのご近所の方。安部さんは50年ほど前に、まだここ 水野の森(ガイコツ山の一部) が自動車教習所やフィールドアスレチックであった頃に引っ越して来られた。20年ほど前に吾野からフデリンドウ( 安部さんはハルリンドウ)の苗を移植し繁殖に努めたとのこと。今ではよそでは見ることができないほど見事に育っているが、盗掘が多くフデリンドウの育成場所を朝夕見回っているそうだ。

当方のシナリオでは、ガイコツ山に自生していたフデリンドウを見つけ、それを大事に見守り、採種・播種して増やし続けてーーーが格好良かったのだが、他所から持ち込んだというのは聞かなかったことにして、このように小さな野草を愛で守る人がいるのは嬉しいこと。これからも長生きをして地域の自然を見守って行って欲しいと思う。(肖像使用についてはご本人より許可をいただいています)

 ◆2020.05.10 水野の森(ガイコツ山の一部)