ツマグロヒョウモン/Argyreus hyperbius 

ツマグロヒョウモン01 1209alabama/アラバマ大学構内

( Youtube動画再生  01’11)

2012.09.26 アラバマ大学 ファーガソンセンター前

2012.09.26 アラバマ大学 ファーガソンセンター前

直上の静止画は右側の動画からキャプチャーしたものである。

この動画はアラバマ大学の学生食堂や日本で云う生協のような売店が入った ファーガソンセンター前の植え込みのハッカの花の蜜を吸うツマグロヒョウモンを撮影したもの。右の動画(静止画も)はメスであり、左の動画に映っているのがオスである。

同じ仲間にメスグロヒョウモンというのもいて、ツマグロのツマを「妻」と勘違いしそうだが、この場合のツマは「端」とか「先端」という意味のツマである。が、オスのチョウにはこの翅の先の黒白の模様はないので、妻=メスは黒と覚えても間違いではない。


ということより、何でアラバマにツマグロヒョウモンがいるのかの方が興味深い。


Wikiでツマグロヒョウモンを調べてもその分布はアフリカ北東かインド、アジア一帯となっており、日本はその東の端であり、陸続き、季節風によってと種が辿った道を想像するのに難くないが、正反対のアラバマにどのように渡って行ったのか。


はじめこのチョウをファーガソンセンターの植え込みで見つけた時オスを先に見つけた。期待としてメキシコで越冬し、2世代に渉りカナダとメキシコを旅するオオカバマダラを見たいと思っていたこともあり、ひょっとしてオオカバマダラかと目を凝らしたが、植え込みの裏の方にいたメスが飛んで来て、ツマグロとわかってがっかり。でもツマグロなどのヒョウモンチョウはオオカバマダラ、カバマダラの毒のあるチョウに擬態しているということから、オオカバマダラに似ているのも事実。

果してこのツマグロヒョウモンもオオカバマダラと同じようにアジアとアメリカを旅しているのだろうか。

 ◆参考資料 

2011.08 ラオス、ルアンパバン近郊の村のカバマダラ

2010.07.18 県民の森のツマグロヒョウモン

タテハチョウ科 ドクチョウ亜科 ヒョウモンチョウ属 北アフリカ〜アジア原産

ツマグロヒョウモン02 1209alabama /アラバマ大学構内

( Youtube動画再生  00’50)

ツマグロヒョウモン03 1209alabama /アラバマ大学構内

( Youtube動画再生  01’24)

ツマグロヒョウモン04 1209alabama//アラバマ大学構内

( Youtube動画再生  00’40)

 ◆2012.09 USA,アラバマ大学構内 

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