シュロ/ワジュロ

2012.10.12〜15 BHHL、村の山林内には大小のシュロが見られる。1カ所に固まっている訳ではなくそれぞれ適当な距離を置いて生えているところから推測すると、生えるがままに任せているのではなく、適当に間引きしたり移植したりしているのかも知れない。

今回はこのシュロを使って屋根を葺く作業を取材したので、村にとってこのシュロが大変貴重な植物であることがわかったと同時に、シュロだけではなく山林内の植生全てが何らかの形で村や村人と密接な関係を持っているということ。それらとのスローな関わりの知識がこの村の生活の秩序や豊かさを培っているのだ。

日本もほんの少し前まではこの村の人たちと同じように自然と一緒に生活していた筈。そこに生活を戻すのではなく、その精神を現実に活かす方法を考えるのが、村を体験した人間のつとめ。

Trachycarpus fortunei

ヤシ科 シュロ属 東アジア原産 常緑高木

 ◆参考資料

2012.09.18 所沢ガイコツ山近くの家のシュロ

シュロの採集 1210Thai HHL/チェンライ

( Youtube動画再生  02’25)

シュロの加工 1210Thai HHL/チェンライ

( Youtube動画再生  06’18)

 ◆2012年10月 タイ HHL/チェンライ 白カレン族の村
 ◆上段は2012年10月の記録、2013年3月、8月、以降の記録は下段に掲載
 ◆2014年08月 タイ HHL/チェンライ 白カレン族の村

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