2012.10 タイ、チェンライ市内のホテルの近く

抱卵中のカメムシ 

チェンライ市内のホテルの近くの草むらで見つけた。これまでにも抱卵中のカメムシを何度か撮影して来ているが、こんなに近づいてUPで撮ったのははじめてだろう。小さいカメムシでは人が近づいただけで警戒して卵から離れてしまうが、この大きさ(25mm程度)があると怖いもの知らず。日本で人が近づいても逃げないのはヨコズナサシガメやオオトビサシガメくらいだろう。

あくまで大きさからの推測であるが、このカメムシはアシブトカメムシのメスではないかと思われる。

ただ、これまで撮影したアシブトカメムシには、ここで観察した個体のような赤い模様は見られない。

いわゆる生殖期に発現する婚姻色であるのかも知れないが、かなり顕著な差である。微妙な差ではここで観察した個体はかなり細長いようである。

2012年10月にタイに来る10日程前に撮影した、アメリカ、テネシー州メンフィスのミシシッピー川岸で撮影したアシビロヘリカメムシの3種目に取り上げたカメムシもかなり大型で脚の太いタイプで、東西かなりの距離があるが、アシブトカメムシの仲間ではないかと推測している。

下にメンフィスで撮影した種を載せ、リンクを貼っておくので比較して見てください。

カメムシ目 ナガカメムシ科

 ◆参考資料

2012.09.30 メンフィス、ミシシッピー川岸

2004.08 タイ、メーホンソン郊外の山村

抱卵中のカメムシ01 1210Thai

( Youtube動画再生  00’34)

2012.10 チェンライ市内

抱卵中のカメムシ02 1210Thai

( Youtube動画再生  00’22)

2012.10 チェンライ市内

抱卵中のカメムシ03 1210Thai

( Youtube動画再生  00’20)

2012.10 チェンライ市内

2006.08 ラオス、ルアンパバン郊外の村

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